【クリエーティブ】トップ画像のデザイン達①
こんにちは!今日は、晴れてたのに、寒いです。お店の中から見てると、暖かそうに見えるのに・・・。
早く本当の春になってほしい西山です。
今日は、僕のBLOGのトップ画像の
写真のお話。
これですね。
過去の作品を組み合わせて
作った僕のBLOGの
看板です!
カラーリングが好きなので、
色彩豊かなイメージと
クリエーティブも好きなので、
創造性の高いデザインを
沢山生み出したいという想いで
このような看板を掲げました。
真ん中には、僕の中に常にある
VISAGE CREATION
僕の勤めるサロンです。
今日は、その看板のデザインを
もう少し見てもらいたくて
書きます。
デザイン①
もう10年ぐらい前に作ったデザイン。
外人モデルさんにも
ビクビクしながら作った
思い出の作品。
第一回VSGPフォト部門3位の作品。
イメージ
【北欧のジャンヌダルク】
僕の作るクリエーティブデザインは、
ファンタジーが多いです。
その女性が、
何処にいる人なのか?
どういう立場で、
どういう事を考えていて、
どういう感情でいる人か?
時代は??
など、設定していきます。
この時の設定は、
「時代は、15世紀
雪の吹雪く山に囲まれた
北欧の国(架空の)
他国の侵略にあい、
多くの大人の男達は、戦争に倒れ
若くして祖国を守る為に
戦う事を運命づけられた女性
不安や怖さもあるが
戦わなければならない。
決して自分は、強い人間ではない。
しかし、皆を導く為に、
弱さは見せられない。
そんな複雑な気持ちを抱えながら、
遠くを見つめるその目には、
祖国の美しい風景が広がっていた。」
そんなストーリーを
イメージしながら作品にしました。
【ヘア】
耳当て付きのニット帽のテッペンを
切り取り、色んな質感の毛糸を
編み込みヘッドギアを製作。
色んな色の色んな長さの板カモジを
インディアンの羽のイメージで
頭に貼り付けていきました。
ボリュームがあるのは、
中にすき毛が仕込んであるからです。
野生動物の毛のイメージで
毛の色の不揃い感や
長さのザンバラ感に
気をつけながら、配置しました。
【メイク】
雪の降る国
↓
乾燥している空気感
↓
マットな肌感
↓
唇もカサカサ
そんな感じの連想を
自分の中で起こしていきました。
同じように
戦う事を運命づけられた女性
↓
化粧してオシャレしてる訳がない
↓
アイシャドウなし
↓
リップは、ヌーディーマットに
みたいにイメージを作り、
そのほかには
寒いので、鼻や頬が赤らむ感じや
眉毛やまつ毛に霜がつくのを
マスカラの白い繊維で表現したり
きっと毎日、美味しいご飯は
食べてないだろうから、
ちょっと不健康そうにも見せました。
【衣装】
防寒である事
素材感を重視し、
毛皮やコットン素材にしました。
今思えば、首元が開きすぎていたり、
アクセサリーの質感の新しい感じや
毛皮も汚れてない感じで、
そこらへんのイメージは
形にしきれていない10年前の自分。
【その他】
ライティングにこだわれてない。
(カメラマンさんにイメージを伝えきれていない事が原因です。)
ポージング、表情にもこだわれてない
(モデルさんにもイメージを伝えきれてないのが原因、喋れないなら写真とかで伝えるべきだった。)
など、反省点も多々。
【デザインや女性像を作る時】
このデザイン、この女性像だから
この質感、このヘア、このメイク、
この衣装を着せて・・・
そのように発想してイメージを
具体化していくと
本当にそう見えてきます。
しかし、その逆も然りです。
この質感、このヘア、このメイク
この素材、この衣装
だから・・・
こう見えてしまう。
(それがイメージを外してしまう)
なぜ、そう見えてしまうのか?
それは、僕達の頭の中に
無意識に存在する過去に見た映画
マンガ、ニュース、絵画など、
様々な情報をもとに
勝手にそれらのものを
カテゴライズしていってしまうから。
すり込みみたいな事が自然と
起きているのだと思います。
例えば
この感じだけで、
優等生には見えない。
この感じだけで
ちょっと高飛車な人に見える。
なんの説明がなくても
そう見える(そう感じでしまう)
という自動変換が
起きてしまうので、
アイテムや質感のツメの甘さが
見てる人を、その世界観から
醒めさせてしまう。
だから作り手は、
それを意図して作れる事。
全てに意味を持たせる事で、
より強固な世界観を構築できると
思っています。
美容師が、色んな事に
興味を持って、
見て、触って、やってみる。
これらは、そういう創造性を
成長させるのに不可欠です。
それが
「センスは、情報の量と質」
そのように言われる所以です。
センスがあると言われる人は、
沢山の情報を取捨選択するのが、
上手な人だと思います。
僕もセンスのある美容師で
ありたいと思います。
これからも
よろしくお願いします。
次の機会にこちらのデザインについて
書きたいと思います!
お楽しみに!
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