【カラーリング】色を再現する事

こんにちは!

皆さんは、サロンに来店される時
ネットでヘアスタイルやヘアカラーの
画像検索をしていく事がありますか?

最近、僕のお客様でも
画像を調べて持ってきてくれる事が
とっても増えてきました。

それだけ、デザインが気軽に見れて
やりたいヘアが見つかる事は、
とっても素晴らしい世の中ですね!

そして、美容師にとっても
お客様のやりたいイメージが
明確である事は、
非常に助かります!
(なので、恥ずかしがらずに
やりたいイメージがあれば
見せていただきたいです!)

しかし、似合う、似合わないとは、
別の問題もありますね。

【再現出来るか?出来ないか?】

カットデザインではあまり無いですが

パーマの場合

『スタイリングで
コテで巻いているもの』

カラーの場合

『画像処理で、
色味を変えているもの』

が、存在します。

撮影を行うとデザインを
より良く見せたくて、
コテを入れたり、
画像処理をしたりする事が
確かにあります。

なので、必ずしも皆さんが
検索してきてくれた画像が、
そのままカットやパーマ、カラーで
再現出来ないものがあります。

コテを巻いてお返しする事は、
出来るとは思います。
しかし、日々の中では
お客様自身が再現するとなると
なかなかハードルが高いものも
あるという事です。

カラーに関しては、画像処理が
バリバリに効いていると、
かなりの難易度になってきます。
(外国人風カラーに見せるには、
彩度を落として、明るさを増して、
コントラストも弱めれば、
結構透明感が出てしまいます。)

まぁ、雑誌などもバリバリ画像処理を
施してあり、昔からそういった問題は
あったとは、思います。

もちろん『あっ、これ無理っすw』
みたいな事は、言いません。

【可能な限り近づけてあげたい】

そう思うのが美容師です。

そんなホスピタリティーの
歪みが起こす悲劇もあると思います。

『出来ないなら出来ないと言ってよ』

その通りです。

叶えてあげたい気持ちは
100%です。

それでも、プロとして判断する事は
結果『素敵にする』という
本質を叶える事になると思います。

パーマをかけたいのは、なぜ?
『パーマの女性が素敵だったから』
であってパーマをかけて
髪がボロボロになって
素敵に見えなければ、
素敵になれていない。

そして満足も出来ないのです。

だったら

パーマをかけないで素敵に見せる事を
模索する事や
カラーも同じにならなくても
雰囲気を寄せる事で
満足させられるようにしていきます。

そんな前置き。

               //
( *`ω´)   前置き、長過ぎーー!
               \\


昨日のお客様の仕上がり
かなりの透明感のピンクグレージュに
グラデーションハイライト
&
マゼンタのシークレットカラー
(画像は、肉眼で見える程度に
明るさのみ増しました。)

オーダーでお持ち頂いた画像
↓ ↓ ↓
おそらくバリバリの画像処理。

このオーダーを受け、
予算と時間を確認した上で
出来うる範囲をお伝えしました。

明るさで、妥協する事になり、
少し暗めでイメージを近づけていく

そういうカウンセリング。

出来る、出来ないの2択ではなく、
前向きな話し合いをします。

結果『素敵にする』を叶える為に。

トリプルカラーになりましたね。
でも、この仕上がりに
お客様は大満足をして頂けた様子

ビフォーというか、1度目のカラー中
根元上げながら、
ハイライトを入れていきます。

軽めシャンプー

2回目でピンクグレージュを
ONしながら、ハイライトをもう一度
(写真とれず。)

軽めシャンプー

3回目も更に補色、ピンク味、
グレージュ味などをコントロールした
ピンクグレージュをかぶせて、
色の精度を高めつつ
毛先にマゼンタ(マニキュア)を
ホイルで入れました。
(写真・・・)

もう一度仕上がり!
明度が足りないので、
まとまっている毛先は
透明感が弱くみえます。
しかし、お客様は巻く人。
巻いて動いて、光がさすと
かなりの透明感が出てましたね。

いやー、お客様が喜んでくれて、
本当に良かった。

これからも出来る事で、
そして、出来る範囲を広げる事で、
お客様にとっての
鏡を見るたび、テンションが
上がるような、
家を出る足取りが軽くなるような、
そんな
結果『素敵になった。』を
沢山生み出せる美容師でありたいと
そう思って、今日も頑張ります!

SHuSaKU NisHIYaMA.mode

千葉県浦安市の美容室 VISAGE fine 西山周作のBLOG "UNLEASH THE STAR IN YOU" 『貴方の中の輝きを解き放て』 移り変わる季節の中で、日々変化するmodeを中心に、サロンの中で巻き起こるデザインやエピソードを綴ります。 その一つのデザインやエピソードが貴方の背中を押してあげられますように。 願いを込めて☆

0コメント

  • 1000 / 1000